美容師が将来不安に感じる3つの問題
- 2020.12.05
- 美容師の仕事と働き方
- 働き方, 美容師

こんにちは。
Acotの坂本です。
美容師という職業は「この仕事がしたい」と思える数少ない職業だと思っています。
高校を卒業して専門学校へ行き、美容室へ就職すると、アシスタントとして技術を学び、スタイリストになれば指名のお客様がつくようになります。
このように「達成感」や「やりがい」を感じやすい、素晴らしい仕事です。
しかし、キャリアを重ねるにつれ、ふと「このままで将来大丈夫かな?」と不安を感じる事が出てきます。
なぜそのような不安が起こりやすいのか、原因は以下の3つだと思っています。
1.お金の問題
2.時間の問題
3.将来の問題
生活していく上で必要な資金
ここ最近は、美容室においても待遇改善が進んでいますが、業界全体で見ると、まだまだ良い環境とは言えません。
20代後半頃になり、スタイリストとしてのキャリアを積んでいる頃はそれなりに給料がもらえるので生活も潤います。
しかし、30代以降、結婚、出産を経験した後に再び同じ待遇が得られないケースが多々あります。
そして、夫婦共働きの「手段」として美容師を選ぶとなると、一気にハードルが高くなってしまいます。
時間と職場環境
美容業界は、朝早く、夜遅い、拘束時間の長い業界です。
「8時間労働」とは程遠い環境ですが、「美容師はそういうもの」という、触れてはいけない暗黙のルールのようなものがあります。
しかし、家庭があると、若いスタッフと同じ拘束時間で勤務するのは不可能です。
とはいえ、店内がバタバタしている時に自分だけ帰るのも気が引けますし、周りの目も気になってしまいます。
美容師としての可能性
最も考えなくてはならないのが、将来の問題です。
子育てが忙しい時期は、子育てに専念するのも良いかも知れません。
しかし、子育てが少し落ち着いて、また働こうとした時には
・ブランクがある事での技術的な不安
・若い美容師さんの中に混じって働く事への不安
大きくこの2つをクリアしなければなりません。
若い頃は好きだった仕事でも、金銭的、時間的な待遇が良くなければ、選択肢には入らなくなります。
その結果、美容師以外の仕事を選ぶ事になるかと思いますが、本当にやりたい仕事ではない場合「やりがい」には繋がりにくい事が多いです。
やはり、「仕事の楽しさ」という部分でとても魅力があるのが「美容師」という職業です。
人生のステージと仕事の位置付け
若い頃は、低い給与や長時間労働を多少ガマンしても、接客が好きだったり、技術を学んだり、オシャレな環境に身を置く事で「好きな仕事だから続けられる」という時期があります。
仕事(美容師)=目的(やりたい事)という形です。
しかし、人生のステージが変わると
人生の目的(家庭、自分の時間、楽しみ)を叶える手段としての美容師(仕事)
として考える必要があります。
その為には、ある程度の給与や時間の待遇が必要になります。
美容師以外の職業を選択し、仕事内容に妥協をすれば実現する事ができるかもしれません。
しかし、年齢を重ねてからの正社員雇用は、どの業界でも厳しいと言われています。
この先の、高齢化、人口減による外国人労働者の雇用が進む事を考えると、ますます厳しくなります。
美容師を経験していれば、好きな仕事をしながら、人生の目的を叶える事が可能だと思っています。
一度しかない人生、充実させる事ができたら素敵だと思いませんか?
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